あれから1年・・・
今日は、五所川原市で打ち合わせをしてきます。
打ち合わせ時間が14時からです。昨年の14時46分に発生した地震・・・今年はお客様と一緒に過ごすことになりそうです。
色々なイベントがありますが、私は自分の本職でお客様に省エネな建築をすることの大切さをお話ししてきます。原子力発電に頼らないにこしたことはないわけですが・・・現時点ではそれをゼロにすることは難しいです。
それを限りなくゼロにするためには、技術の進歩を待つだけでなく、自分たちができることを少しずつ行うことが重要です。
いきなり、自然エネルギーだけで生活はできません。バイオマス燃料にが急にみんなが切り替えられるわけでもないです。でも、出来ることは、家を新しく計画する、ビルを新しく計画するときに省エネルギーな建物をつくり、ボイラーの切り替え時期には新しい安全で省エネルギーな熱源に変えるような計画をすることはできます。
そういう建築の仕方を使えて、一緒に建築ができるお客様を探すことが私が建築士としてこれからも続けていく使命と考えております。
今回は、震災後の様々なイベントには参加をせずに地道なこういった活動をするのが一番よいと考えて打ち合わせをいれさせていただきました。色々なイベントのお誘いありがとうございます。お断りした理由はこのような考えであります。
第1条 この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に 関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。
建築基準法第一条です。私が日々思い建築士として活動するときにいつも意識をする文章です。
震災後ネットがつながる状況になったときこのような記事をかかせていただきました。
経済活動の必要性と省エネ建築の必要性をうったえましたが・・・一年振り返ってみると、なかなか難しい状況ですね・・・
特に、省エネ建築です・・・被災地ではまだまだ通常の生活に戻っていないなか省エネを意識している人はすごく減っていると思っています。震災直後の協力的な生活をしている人は減ったように感じます。
事実、未だにオール電化で蓄熱暖房は省エネと間違っている知識の人も多く、蓄熱暖房での建築があとをたちません・・・
電気代の安さと省エネが別物なのを多くの建築業者さんが理解していないと私は思っております。震災から一年たちますが、福島県はまだ渦中のまっただ中なのです。そこを忘れてはいけないのではないでしょうか?
震災バブル、復興バブルと言われているところもありますが・・・
多くの被災地では、これから復興が始まっていくところも数多いわけです。自分たちにできることは私は、派手なイベントでもなく地味な一人一人の協力と思っています。
少しでも、正しい省エネ建築を人々に受け入れてもらいエネルギー問題の良い方向性へ日本をもっていける一端を担えたらと思っております。
東日本大震災で失われたすべての命のご冥福をお祈りもうしあげます。
そして、現状被災地で頑張って生活している多くの皆様に、本当に頑張ってとしかいえないので申し訳ないのですが・・・
復興の時をめざして私の出来ることはしていきますので、皆様負けないで生きてください。