すまいアップセミナー実践編初日
愛しの川澄ちゃんに後ろ髪を引かれつつ、仙台を日帰りで離れたのには・・・
そうです、始発で青森に戻っても間に合わない時間帯に、アスパムでセミナーがあるからです!!
すまいアップセミナー実践編!!青森県主催の住宅新築予定者や、リフォーム予定者などを対象とした実践セミナーの講師としてセミナーに参加するために青森に戻ってきたのです!!
ちなみに・・・川澄選手ネタ多いなって思っているあなた・・・正解です。
川澄選手の知名度を使って最近停滞気味のサイトのアクセス数を増やそうというセコイ作戦にでた稲見です!!
少しでも、設計監理の重要性を知っていただきたく、どんな手!?を使ってでアクセスアップです!!(笑)
文章有り、写真有り、イラスト有りのプレゼンで、レジメもあとから読み返せるようにと作りまして、質問を交えながら講義60分、質問10分で時間を制限して講習をさせていただきました。
質問が時間オーバーで他にも質問したかった参加者の方々もいたしたかと思いますが、来週のワークショップにも参加いたしますので、そのときに質問していただいても大丈夫ですよ。
長期優良住宅をベースに、省エネ住宅の基本を中心として全体的に資産になる家造りの講義にしてみました。
こちらの講義を、3月頃にでも「すまいのエコロジー展」のレクチャーとして同じ内容のものを開催しようかなと考えております。
震災もあり、前年度はレクチャーができなかったので・・・今回は会場の予約をしてレクチャーをこなせればと思っております。
今回、参加した方や委託先スタッフの方が特に注目したのは・・・意外なことに正しい施工をしないといい材料を使っても無駄ですよというところだった気がします。
釘やビスはきちんとしたものを使い、きちんとした施工をするというのを業者任せにして何もチェックしていないとか、そういうお話しもでてきました。
私が、監理に出ると嫌われるのが・・・この辺に細かいこと、あとは、ヘルメット、くわえタバコ、アイドリングなどの安全面、ご近所迷惑にならない配慮、仕事の報告、仕事の期日を守ることで注意しますが・・・
この業界不思議とこういうことを注意すると悪口を言われたり、へんな話になって文句言われたりします・・・
仕事の期日が遅れることで入金がおくれて、他の仲間業者に迷惑がかかるとか、お客様がアパートなどの解約ができなくなりアパート代が無駄にかかるとか考えられないのかな?とか・・・
報告しないと、何が終わったのかわからないからみんなが工程を把握しにくいよとか・・・ヘルメットかぶらないで作業して事故あったときにお客様がこんな事故のあった家はいらないといったらどうするのかな?とかそういうことを考えて仕事をする力があれば・・・
おのずと、施工するときはきちんと施工マニュアルを見て確認して作業をするとか、事前に図面を見て質疑応答するとかがでてきてミスが減るのかなと思うのです。
私のことを嫌がる人もいるみたいですが、利益率、効率、安全、顧客満足度どれをとってもなーなーでだらだら仕事するよりも、びしっと厳しくてもやることやっての方がいいのかなと思っています。
そういう意味では、今回のセミナーでお客様はそういうことを望んでいるということもわかりました。
第三者の立場で監理やチェックをする人がいないと、ミスは見つかりませんし、下手をしたら利益優先でミスを隠してしまうかもしれませんよ。
設計事務所による監理というのは非常に重要です。
あと、質問にでた内容で多くの方に知っていただきたいことがあります。
私の図面をもって、私が設計監理ではいらない住宅は図面だけ同じでもまったく別物ができます。
事細かく仕上げを書いていたとすると見かけはにているかもしれませんが、図面には書いていないおさまりなどもたくさんありますので・・・これは、私だけでなくどの業者さんでも一緒です。
あと質問にございましたが・・・青森市内でHRCを採用している住宅は今のところ全て私の設計監理物件のはずです。
施工業者さん側が工事実績あるとおっしゃるところもあるようですが、私が全て計画をして設計図書を作成し、専門業者の手配まで行っております。設計するノウハウがないと施工だけできてもどうにもならない部分が多くあります。
逆に設計だけ出来ても施工ノウハウがないと同様にどうにもならない部分がたくさんあります。設計と施工は切り離すべきだと思いますが、設計と施工が仲が悪くなってはいいものはできません。
お互いが認め合って、足りないところをフォローし合える関係の設計する立場と施工する立場でないと良い物は出来ません。
稲見さんの設計監理物件でうちで施工させていただきましたよと一言つけていただきたいなぁと思いました。これって○○さんの仕様と一緒ですよねと質問されましたが・・・当事務所が材料などを選んだので同じくなってしまうのですね・・・
そこの工務店さんが単独で設計から計画、計算までできたとしたら自分たちの実績となるでしょうが・・・残念ながら現時点では当事務所のノウハウで私の指導のもと作っただけです。
ご質問者さんが、これはできないと言われたということを私は、こうすれば出来ますよとお答えいたしました。
物事の本質を理解しているのかしていないのかで回答が違うわけです。私が指導した内容をきちんと理解しているとどのような組み合わせをするとこういう現象がおきるので、できない。逆にどうすればできるのかがわかってきます。
青森県全体で行くと、HRCを採用している業者さんが増えております。HRCは、特許でもなんでもなくどこにでもある誰でも使えるものです。同じようなことをすようと思えば、ヒートポンプであれば冷水つくって水を流せば床暖のパネルにも冷えた水は流せますし、HRヒーターにも流せます。他社のパネルヒーターでも冷水は流れます。
冷水をながしたあとに、でる色々な不具合をどのように解決するのか?を考えて解決していけばHRCに頼らなくても輻射式冷房は誰だってできてしまいます。
その、解決方法が難しくて色々悩むんですけどね・・・
お金を無尽蔵にかけていただける人には私は、HRCでないいくつかの輻射式冷房を扱えます。
ただ、現時点ではコストや色々な安全面を考慮してHRCがベターを考えて採用しているだけです。
暗記して出来るのか、理解して出来るのかが重要です。今回は、質問者が私の答えを聞いて安心したとおっしゃってくださいました。
それは、私にとっては非常に嬉しいことですし・・・PSという会社とHRCの名誉も守れたと思います。
出来ないのは、商品のせいではございません。出来る力を持っている商品を使いこなせない側にあるだけなので・・・
ただ、出来る=コストがあうか?は別物なのでご注意ください。
設計事務所と工務店の違いを理解するのは複雑なのかもしれませんが、がんばって理解していただけるように情報を発信していきますので皆様、よろしく御願いいたします。