上棟式終了
中間検査も終わり、上棟式でした。
その前に、上棟式で風が中にはいらないようにサッシやらをつけはじめました。
ユニットバスも入荷。震災の影響で2ヶ月待ちという納期回答で急いで発注したユニットバス・・・2ヶ月どころか1ヶ月たたないで入荷しました。
オプションなどの部材によって納期が変動するとのことで、今回は運が良かったのかもしれません。
そのユニットバスの横壁に石膏ボードがはらさっております。
今週末の構造見学会をみていただくとわかるのですが、防火構造上必要な下地処理なんです。
きちんと桁上まで石膏ボードをはらないと防火構造にならないのですが・・・それをしっかりと施工しているところは少なく・・・
今回は、私の指示で高森ホームさんにはしっかりとはってもらっています。
施工業者さんは我々を敵視しますが、もちろんイメージ、デザイン優先でそういうことを無視して現場を混乱させる方もいますが、我々は建築基準法のエキスパート、わからないことを教えてお客様によりよい品質の住宅を提供するためには、今回のようなコラボも必要ではないか?と個人的には考えております。
同じく、サッシも外張り断熱ですと断熱とのおさまりの関係上受け材の木をまわすので、そことサッシの間に経年劣化で隙間が空いて気密層があかないために、気密パッキンを使います。
こちらも、ほとんど行われていない工程で今回は、高森ホームさんには指定をかけさせていただき、施工をしていただきました。
おさまった姿です、横の方に白い枠の隙間から、黒い気密バンドが見えているのがわかりますか?
さらに、桁にも気密パッキンです。
こちらも桁がやせたりして動くので、断熱材との間に隙間が出来ても追従するようにパッキンをかませます。
こちらも外張りの基本。マニュアルなどにものっているのにやられていない・・・施工業者さんのそういうところ私はいつも悲しくなってきます。
高森ホームさんは、コストがあがるのは覚悟できちんとした施工をしたいと今回頑張っております。
このような工務店さんが増えていかないと、品質が悪い住宅がただただできあがるばかり・・・国も補助金をばらまくだけでなくもう少し、そのへんにメスをいれてほしいです。
排水管には遮音シートを巻いてもらいました。
こちらは、徐々に施工業者さんのあいだでは標準的になってきています。
外に排水ださないような収まりが多い中で、こういった気遣いは大切です。
工務店さんがもっとも多くやることは、柱や梁、土台などの貫通処理。
これは絶対にやってはいけません!!断面欠損してしまえばその構造体の役割ははたさなくなってしまいます。
こちらをやらないために必要なものはなんでしょうか?
そう!!パイプシャフトです。
パイプシャフトを考えないでプランするので、構造体を欠いていきます。設備計画を頭に入れて、適切な位置にパイプシャフトをもうけてあげるとそういった心配はなくなります。
写真は、パイプシャフトをつかって給水管が立ち上がっている様子です。
上棟式のときにいつも高森ホームさんと組んでいる業者さんが、同じ施工業者なのにいつもと現場が全然違うとびっくりしていました。
それくらい、劇的に生まれ変わっています。
正しい施工をしてもらっています。週末は今まで他社様も含めて多くの構造見学会を見てきた方々に、本当の法律通りの長期優良住宅の構造をお見せいたします。
お忙しいとは思いますが、是非足を運んでください。
私もいますよ。