複雑な複雑な躯体
サッシも入荷し、気密パッキンをはって、サッシを取り付け始めました。
県産材杉合板のチェック、ピッチOK,材料OKと・・・ここまでは順調です。
屋根の防水紙の重ねでも問題なくOK。
屋根も貼り始めました。
樋にスタイロをいれて、ドレンも抜いたし、中間検査まであとわずかのはずが・・・
ここの建物、形状が敷地にあわせて複雑で、さらに長期優良住宅にむかない形状を・・・許容応力度計算で長期優良仕様にしているので、金物の補強の仕方がかなり複雑です。
住宅センターの松山さんもこういう現場初めてで、現場検査も初めてと言うくらい複雑で、現場では、私も、プレカット担当の中西さんも、オオデラさんも、時にはコーエー工業さんや北電さん、イーテックさんなども集まりながら、あーだこーだ言っておさめを考えておりますので、一見進んでないように見える日もあります。
ただ、ここでオオデラさんだけやりやすいようにとか、一部業者さんだけがやりやすいように現場を進めていくとあとから手直しがきかなくなります。
かといって、誤魔化しをしたくないんです。よく、検査終わってから邪魔な金物を切る、構造体に穴を開けるなんてことをしたくないので、より現場を難しくしています。
設計段階でも、多くのパイプスペースやダクトスペースをとっていますが、補強金物とのとりあいで、配管を逃がせても配線を逃がせなかったり・・・
さらに、NEDOの複雑な設備がからみあい、稲見建築設計事務所の強者軍団が悪戦苦闘です。
正直、並大抵のことでは戸惑わない我々ですが・・・長期優良住宅+NEDO+設計性能評価+建設性能評価+瑕疵保証+建築基準法というがんじがらめのルールに逃げ道を探すのも慎重です。
どれかにひっかかるとNGなので・・・
こえをやりとげるとすごい成長をするんだろうなと思っています。
ここまでする住宅の性能も設備も青森では誰も見たことがないものが導入されます。
超エコロジー住宅です。本当のエコを見せてやる!!ってみんなで頑張っています。
住まいのエコロジー展でみた、多くの製品がこちらの住宅には導入されていきます。楽しみにしてください!!