佐井村に

ぬいどう食道

佐井村にいきました。ランチはもちろんここです。

定食

三色丼をたべました。ウニ丼はしけのためにないとのことで・・・
景色

景色を見て、待ちをみて・・・

佐井中学校

佐井中学校に全校講話をしにいきました。

佐井中学校で職業講話。来年廃校になる福浦中学校の生徒も参加。
山の現状と、建築についてを話してほしいとい依頼。雑誌記者の方も取材ついでに60分の講話を聞いてくれました。
父兄の方もいらしたような…
佐井村は、村の面積の9割が山林が占める、過去は林業が盛んな地域。漁業のイメージが強いですが、実は林業も盛んでした。
今、佐井村の生徒の親の仕事は、60人弱いるうち林業は0名、漁業が3名くらい、あとは公務員、会社員。
さらに、福浦中学校は、中3が1名、小6が1名、低学年1名の三人のため、来年廃校が決まりました。
佐井村の保育園には、5歳児が数名いますが、大間や風間浦村の方が多く佐井村の方が1名のみ。70周年を迎えたばかりの佐井中学校。10年後には生徒1名になっているかもしれない学校です。
佐井村には、高校もありません。
三年生は、卒業後地元をでて県内各地に散らばります。昨年は、旧平舘村で出前授業をやりました。
その時に、中核都市と同じ感覚で出前授業をやったことを後悔しました。
生徒達は、田舎は何もないと思い都会に憧れています。それは、悪くないし高校がない地域故に、大なり小なり青森のなかでは都会の街に出ていきます。大学生や社会人になると東京などのさらに大都会にでていくかもしれません。
それなら、自分たちの住んでいる街の魅力を、外部から来ている私が、講義に混ぜながらはなしてあげて、街の良さを知りまた戻ってくるとか、戻れなくても街の良さを他の地域に知らせる役割を持ってもらうきっかけになる講義にしたいと考えて、今回はいつもの建築の講話を佐井村バージョンにしました。
村のデータを話し、講義前に訪れた村の様子を話し、観光客たくさんいてびっくり、みんなウニやイカが有名なのは知っていても、檜葉が有名なのは知らないし、場所あてクイズは仏ヶ浦の写真をいれたら全員正解。
あと、沿岸沿いの昔の建物は外壁が木が多く、今は窯業サイディングが多いけど、窯業サイディングは塩害に弱いから、外壁は木材をまめに塗装したりした方がよいし、街並みも綺麗になるよとか、佐井村の良いところ、魅力を話しながら山と建築の話をして、建築士が地元の材料を使う設計をしないと、林業従事者が減るし、高くても使いより価値をあげていかないと、お金が乏しく山をメンテナンスできなくなるから、山が死んでしまう。山が死んだら、海洋生物にも影響与えて、佐井村の有名な海の幸の味にも影響するし、美しい風景にも影響及ぼし、海の幸と美しい風景で観光を産業にしている佐井村には大打撃になるよとか、そんな話をしました。
建築だけでなく、街を考える大人になって欲しいので。
講義を終え、校長室で雑談していたら、雑誌記者の方がきて、子供達が今回の講義で佐井村の見る目変わった、村をよく見ながら今度は歩こうよと話していたと聞いて、佐井村バージョンにスライド変更して良かったと思いました。

来年廃校になる、福浦中学校、小学校はあの有名なぬいどう食堂付近。
さらに、その近くには佐井村の伝統芸能の漁民歌舞伎を伝える歌舞伎の館があります。
そして、佐井村は大人から子供へと村の風習を伝え、継続させていくのが上手な地域で、数年前に弘前大学の研究室が調査研究した地域でもあります。
廃校になる学校を、この漁民歌舞伎体験型宿泊施設にして、朝は一緒に漁を体験、昼は山で伐木体験、夜は漁民歌舞伎を体験しながら、しっぽりお酒を飲むなんて施設に変えたい!
誰かこのアイディア一緒にやりませんか?

佐井村に呼ばれて良かった‼︎
そして・・・

御礼の手紙

御礼の手紙に感動!!