職人のためのマナー教室
先日、接遇講師でフリーアナウンサーでもあります、千葉美佳さんを講師に迎えて当事務所でお付き合いのある業者さま方にマナー教室を受けて頂きました。
全員が参加出来る訳ではないのですが、40名を超える職人さん達が3時間弱の講習会を受けてくださいました。
私が、何故このようなイベントをひらいたのか?といえば・・・
どうもこの業界、そして青森はOJTがしっかりとされていないです。私が完璧なわけではないですが・・・名刺の渡し方、謝り方、挨拶の仕方・・・出来ていない方が多すぎます。
さらに、この業界は腕さえ良ければよいみたいな感じで、お客様からみると不愉快なことを平気で行う方々が多すぎます。私はそこを口うるさくいいますが・・・反発が多いわけで・・・
反発されるなら、私の口から言うのではなく外部の方から言われたらどうだろうと思い千葉美佳さんに講師を依頼して快諾して頂きこういう場を設けることができました。
他にも、住宅や建築物はかなり大きな金額の買い物です。それに対して携わるスタッフの接客力と言えば・・・我々より単価の小さな、自動車販売の営業マン様、大手チェーン店の飲食店の方々、スーパーのスタッフの方々、ホテルのスタッフにくらべていかがなものか?と真剣におもっているからです。
タバコを平気で現場の敷地内で吸う・・・ノーヘルで怪我をする恐れがあるのに作業する、アイドリングする、平気でねころがる、ガムなどをかみながら仕事をする・・・
運送会社の配達スタッフがサインをもらうときにちょっとした気遣いでペンを差し出せるのに、職人はペンを差し出すところか、元気に挨拶も出来ない方々も多い。
おれは、やんちゃで口べたってそんなの社会人で通用しないでしょ!!
誰も、企業もOJTやらないなら稲見公介私財をなげうって会場も借りて、講師代も支払ってでもやってやるぜ!!と今回思い切ってやっちゃいました。
冒頭に、先述したような私の挨拶と、天皇の料理番の宇佐美さんのセリフを伝えて自分で出来る最大限の真心・・・それがマナーだと熱弁をし・・・
千葉美佳先生にバトンタッチ。私と違い優しい千葉美佳先生は、職人達をあきさせず楽しませながらビジネスマナーを語ります。
そして、非言語コミュニケーションについて勉強。オオデラさん足なんか組んで態度最悪ですよね。
これ、フォローですけど・・・わざとです。
態度悪く、目も見ない表情も厳しいままで会話するのと態度良く、身振り手振り笑顔で会話するのどちらが話しやすいかを練習中なんですよ。
前にでてきてもらったり、その場で質問したり・・・
全員でクイズに答えたり、実践芝居をしたりと・・・休憩時間なしのノンストップで講義は続きます。
他人のことをみんなに紹介する、他己紹介も全員やりました。
上手な人、口べたな人、何故か自己紹介になる人・・・たくさんいましたが・・・
ちょっと、君たち普段やれていないのに・・・なんで、千葉美佳先生の前ではしっかりとできるし素直に言うことを聞くんだい?と思うくらいみんななかなかのものでした。
一部職人曰く・・・恥かきたくないからネットで調べた・・・
ぜんぜんOKです!!そうなんです、恥をかきたくない、嫌われたくない、値切られたくないなんでもいいんです。そうやって、思ったらネットで調べる、本を読む、人に聞くそうやって意識して知識を向上させていけばいつかはすごいよい職場の環境になるのです。
なので、ネットで調べても何をしても覚えてきたことはあなた方の実力です。力です。
普段名刺を花札切りする人がしっかりと両手で名刺交換したり、同時礼と分離礼の違いを学んだり、正しい敬語の使い方を覚えたり。
ご苦労様ってだめなんだって覚えたり。タバコ吸うならブレスケアだよ、個人情報を守るように仕様等等学べばいいんです。私だって完璧ではありませんから。
そして、飽きさせないようにちょっとしたアトラクションも。
パーソナルカラー診断。
どんな色合いの服装を意識したら好感度をもたれるか?などもやりました。
自称、昔は高橋克典に似ていたという永澤塗装さんは・・・
高橋克典と同じ秋色のパーソナルカラーを持っていて、本人はご満悦もまわりからにてねー嘘だろーってブーイング。面白かったです。
ちなみに・・・私は、若く見え、エレガントな夏色のパーソナルカラーを持っていますが・・・
この前、偶然・・・某知り合いのアナウンサーさんから45才ですよねって言われたので・・・ちょっとこのカラーに自信がなくなりました・・・
ちなみに、敬語の間違いクイズで、アナウンサーでも7割から8割できたら正解で、稲見設計チームはなんとか二人とも8割キープしたこのクイズ。
優勝者はウッドラックの相馬さん!!さすがです。明日から、相馬さんはアナウンサーに転職できますね!!
その後、千葉美佳さんを交えて大懇親会!!皆様またやりたいと喜んでいたので、よりよい現場作りのためにこの手の講習会は続けていきたいと思います。