建て方開始

建て方建て方開始しました。
大寺さんたちはなれたものです。新人君も頑張っています。
今回は、スキップフロアーの建物なので合計で建物が5層にわかれています。そのため、高さはいつもより高いです。
高所恐怖症の私はびくびくです。

母屋母屋の断熱材は久々にアキレスを使いました。
構造用合板を今回はしかない現場のため、アキレスボードの固さで剛性を確保しています。そこに、火打ち梁で補強をするスタンスです。
スキップフロアーのデメリットはこの床の剛性の確保ですね。

そこをしっかりとやると面白い空間が出来ます。

屋根今回は、板金屋さんにも新人君が登場。いつもより作業が遅いなと感じていたらそんな理由でした。
先輩達もいつも以上に注意を払って指導していたので、私の出番無し・・・新しい職人さんが増えることはいいことです。

蜜蝋ワックスそして・・・蜜蝋ワックスが無事に届きました。
ということは・・・お施主様のワックス塗りがいよいよはじまるわけですね。楽しみです。

筋カイ
そして・・・スキップフロアーで悩ませる耐力壁・・・
高さがとれないのです。
本来は耐力壁は短辺を1としたときに長辺が3以上になるのが理想といいます。
短辺の最低長さが90cmなので、270cmの高さの筋カイがないと耐力壁としてみなされないわけです。
これだとスキップフロアーでは場合によっては耐力壁不足がおきてしまいます。
そんなときに、こんな仕様規定をぶっとばすやり方があるわけです。それが性能規定の一つ。
許容応力度計算簡単に言えば構造計算です。構造計算で、安全を確認した建築物は筋カイの高さを最低180cmまで低くすることができます。
また、場合によっては準耐力壁というものを使って、不足分の耐力を補うことが出来るのです。
今回は、その方法で筋カイの高さを低くするという作戦をとっています。
仕様規定できちんと構造計算していないのに、このルールを勝手に適用しているところもありますが、きちんと構造計算をしないとそこ耐力壁が本当に低くしても良いのか?疑問なわけです。

この性能規定を駆使出来る業者こそ、本当の家造りをしている言えるのではないでしょうか?