養生明け
養生期間を終えて、完成しました。
H1800もある高基礎です。構造計算をして安全に仕上げました。
断熱材もいつもと貼り方が違います。
逆に貼るので倍断熱材も使います。私の身長と同じ高さなのですが、地盤がまだ埋め戻しされていないので私ですら目線の上に基礎です。
こちらは、普通の3尺基礎です。
これが普通でたまに2尺基礎なんかも見かけますが、高基礎と比べるとあれ?こんなに低かった???って一瞬思います。
幅は新フラット35基準のW150に対応しております。
大寺さんがより小さく見えます・・・
何をやっているかといいますと・・・型枠が高基礎部分はコンパネで組むためセパレーターに間隔保持のために止める部分がでてきます。
Pコンといいまして、プラスチックコーンというものを使って型枠を保持します。
そのときに断熱材に穴があくわけです。その穴埋めをやっています。気密・断熱に五月蠅い大寺さんさすがです。
高基礎のため手間取りますが、基礎天端均しとモルタル刷毛引きの準備をしてます。
私は、レベラーよりも精度が高いと個人的には考えているモルタルで天端均しをします。パッキンなどをかませる人もいますが、隙間が出来て怖いので外張り断熱の場合はしっかりと天端均しをおこないます。
刷毛引きの一回目終了です。
白蟻対策としてかならず断熱材の下までモルタルをぬります。そのため仕上げる前に刷毛引きを一度当事務所では埋め戻し前にさせるようにしています。今回の基礎屋さんは初めて一緒だったのでこの行為がわからなくなぜ、埋め戻しまでに結構期間をあけるのか?と質問してきました。
ここからわかるように、多くの工務店でこの重要な作業をしていないで手抜きをしていることがわかります。
基礎断熱の正しい納まりを皆様覚えてくださいね。正しい基礎断熱希望者はぜひ、稲見建築設計事務所まで!!
そして、スリーブを抜いたとき鉄筋補強したのはなぜかといいますと・・・
排水管や給水管を基礎に直接埋め込まず、鞘管をつかってあとで抜き差しできるようにするからです。
こうすることで、構造体をいじめないで維持管理出来るようになり、メンテナンスコストがぐっとちいさくなります。
排水ヘッダーでぬいた配管です。この隙間にウレタンをふいてモルタル補修します。
断熱欠損は極力減らすようにします。こういう一手間一手間が手抜き工事を防いでいきます。
高基礎部分で見えなくて残念ですが・・・
白蟻対策としてさらにタームガードシステムを採用していまして、その配管がこの下に走っています。
養生期間が長く、デスクワークが長かったのでブログの更新もさぼっていましたが・・・やることがいっきに増えました。