住宅の契約は先を見て契約してください!!
http://www.tohoku-epco.co.jp/ryokin/kojin/primary.html
東北電力さんのサイトにとうとうのりましたね。先日のBlogに掲載した。「今までの、蓄熱系オール電化住宅を検討している方々は検討するのをやめましょう!!」というのはこういうことです。
「時間帯別電灯の5時間・8時間通電機器割引、通電制御型夜間蓄熱式機器割引、深夜電力B(8時間通電型)の通電制御型夜間蓄熱式機器割引および深夜電力 C(5時間通電型)のメニューについては、平成26年4月1日以降は新規にご加入いただくことはできません。なお、平成26年3月31日時点でご加入いた だいているお客さまにつきましては、引き続きご利用いただけます。」
と電力さんで書かれています。簡単にいうと蓄熱暖房機器や電気温水器、床下暖房などの蓄熱系の機器の割引サービスをなくしますということです。来年度までは猶予期間として加入を受け付けますが、それ以降は受け付けませんよということです。
蓄熱系機器は電気代が安いのは、大幅電気料値引きという魔法があって成立していました。その魔法が使えなくなるということで消費電力はヒートポンプなどと違い相当大きな蓄熱系機器はその後電気代が馬鹿みたいに大きくなります。
まぁ、でもまだ一年間の猶予期間があるから大丈夫と思う方がいるかもしれませんが、4月から断熱も新基準が適用され・・・簡単に言えば住宅の消費エネルギーを少なくする基準を満たさないと断熱材を厚くしたり、サッシの性能よくするだけじゃダメですよって基準に変更されてしまいます・・・
そうなると、蓄熱系機器は電気を効率よく使わないため・・・新基準に対応出来ないので色々な特典を受けることが出来なくなります。
新築1年もたっていないのに古い基準の住宅になってしまうのです・・場合によってはすぐにではないにしても10年後とかに改修工事とか割引が大幅に減って既得権のメリットがなくなるなんて可能性も出てくるわけです・・・
簡単に言えば、地デジ化の時にアナログ放送のみ対応のTVで放送が見られなくなるようなものです。そんなのわかっていたので皆様アナログ放送のみ対応のTVが壊れたら液晶TVなど地デジ対応商品に切り替えましたよね?今はビデオでなくDVDそれもブルーレイが当たり前ですよね?
今、蓄熱系暖房機器を進めている人は来年からDVDが市場に出回るのにビデオデッキを進めているとか、来年からアナログ放送が見られなくなるのに、在庫整理のためにアナログ放送のみ対応のTVが安いよと在庫処理しているような企業なのです。
技術が無い、情報が無い企業か、お客様のことを考えないで自社が儲けたらあとは知らないといっている企業なので、そんな企業に一生に一度しか多くの人は立てない住宅という一番大きな財産を預けますか?ということを言いたいです。
車も高額ですが、ハイブリットや電気自動車にしようか迷って仮にまだまだ早いとガソリン車を購入しても、5年から10年後には多くの人は買い直しますが・・・
住宅をそんなサイクルで買い直す人は見たことがなかなかありません。
ヒートポンプにこだわれば金額は高くなるかもしれませんが・・・灯油、ガス、バイオマスなどなどたくさんのエネルギー源があります。また、灯油などのエネルギー源を使っても、将来別のエネルギー源に変えられる処理をしておけば現時点で設備導入費の安いものを使っても問題なしです。
蓄熱系機器は、現在生産を緩やかに縮小しております。なくなる可能性もあります。蓄熱系機器が壊れたときに直せないのでそのときに大幅なリフォームを強いられる可能性があります。ボイラーやストーブ交換と訳が違う・・・大幅工事です。
建物に維持管理がかからない建物はありません。皆様多くは、最初は住宅ローンの金利優遇を受けます。
固定10年の金利優遇を受けたとして・・・この金利優遇が終わる頃に・・・金利が上がり住宅ローンの支払いが増える頃に・・・再度リフォームローンの御世話になる可能性もありわけです・・・運良くその可能性がなかったとしても・・・
割引は徐々に減っていくので・・・住宅ローンの支払いが増え・・・光熱費が増え・・・お子様にかかるお金が増え・・・車は買い直しの時期・・・お給料は伸びずにボーナスが減なんてことになったら・・・そういうことを考えてあげる企業は絶対に蓄熱系機器は提案しませんよ私の経験上。
オール電化ならヒートポンプ。灯油やガスなら熱源が変わる工夫をする。バイオマスを提案し絶対になくならないエネルギー源を提案する・・・多くのよい企業はそういう提案をしてます。どれがよいかの答えはありませんけど、お客様の将来を考えた提案をしています。
そういうことを見据えて住宅の契約を皆様してくださいね。