写真撮影・引き渡し
2週間の見学会で多くのご来場有り難うございます。
遠くは札幌からわざわざ来ていただいた方もいらっしゃいまして、まことにありがとうございます。
見に来て頂いた方の中で、一部びっくりされている方もいらっしゃいましたが、過去のBlogや広告例を見て頂くとわかるのですが、大寺さんが当事務所の住宅を多く担当している工務店さんであることは事実ですが、他社様も担当しているケースもありまして、どこかで見たことある建物が私の設計監理というのを知ってびっくりされていましたが・・・
大寺さんとも話しましたが、半分くらいは大寺さんでない物件が存在しています。
工務店さんが施工実績としてはあげられるのはかまわないのですが、仕様決定やデザイン決定、図面作成、現場の打ち合わせや監理などは全て私が担当しておりますので、私が設計監理からはずれると、私が考えている建物の本質はマネできません。上辺はマネできたとしても・・・
なので、設計は当事務所であることは本当はお客様に伝えて頂きたいんですよね・・・大寺さんとか、匠建築工房さんのように・・・
一部の工務店さんで、自社の実績と言っているところがあるのは知っておりますが・・・似せてあるだけで同じモノにはなりません。今回の見学会場にご来場の皆様が感じたとおり、なんかやっぱり違うよねとかは素材のコーディネートや細かいディテールになります。
慣れている大寺さんが、私の細かいディテールを理解するのでより一層、今回の現場では皆様がびっくりされたかもしれません。
会社名は名乗りはしませんでしたが、商社さんとメーカーさんが見に来て、既製品が什器以外ないのにびっくりして帰られましたが・・・
LCCO2を下げるとか、住空間を意識してお客様が求めるものを提案するとなると、既製品は少なくなります。もちろん、既製品が悪いわけではなく時と場合で使い分けが必要ですけど・・・暖房を活かす素材の組み合わせをすると、エネルギーを使わないで快適な空間を得られます。
こういう細かいコンセプトが今回の住宅の良さを生み出しました。
そして、今回は写真家の西川さんに撮影してもらいました。
西川さんは、先述した私のこだわりを理解してくださって、素材をだすような写真をとってくださいました。
一日一緒にご一緒させていただき、勉強になりました。写真が趣味の大寺さんは西川さんと生き生きとはなしておりました。
HRCの水滴を取ってくれたり、無垢の素材のを強調してくださったり・・・
あとは、建具やクロスの納まりなどもよく見てくださって、職人技を褒めてくださいました。色々と建物を撮っているとここの職人さんが腕がいいなとか、ここに迷いがあったのかな?とか建物が色々と教えてくださるようです。
さすが、プロですね。「優れた機能は優れたデザインに宿る」ピーターベレンスの言葉を意識しているようでした。
デザインは問題解決するもので、アートは自己表現する物です。アートは、自己表現するのですごく難しく、すごく感性が問われるので、上辺だけマネするのはデザインにもアートになりませんね・・・そういうのを一緒に撮影しながら感じました。
私と考え方が近いかなと・・・ちなみに、デザインの基本要素7種類。
- Line(線)
- Color (色)
- Shape (形)
- Space (空間)
- Form(フォーム)
- Value (明度)
- Texture(質感)
それが、西川さんの写真で表現できるといいですね。
そして・・・本日は引き渡し・・・
大事に大事に育てた娘を、嫁に出しました!!嫁ぎ先は非常に素晴らしい家庭です。娘を大切に大切に使ってくれると思っています。
こえからも、娘共々よろしく御願いいたします。
本日は、まことにおめでとうございました!!