やはり、ゆっくりと・・・
現場は、やはりゆっくりとすすんでいます。
きっと・・・スローペースに見えてあまり代わり映えがしなくなっております。
さらに、建具枠や窓台の加工で、大工さんの一部が作業場にいっているので、余計に感じます。
目に見える仕事だと、展開が早いのですが・・・役物系の仕事だと、時間の割に進んで見えないわけです。
その辺が理解できなかった頃の、私は・・・
なんで、ここからここまでの工程が、1週間もかかるのとか?いらだちを覚えていたり、こんだけペースダウンしたら、工期間に合わないよとかあせっていたりしました・・・
今は、その感覚がわかり、進んでないように見える現場の進み具合で、何日頃には階段がはいってきて工事になるなとか、そろそろタイルを決めてあげないと後がつまるなとか、考えて突貫工事でないかぎり、極力職人さんをわけて手配をはけております。
NEDOの時以外は、職人さんには作業がやりやすい環境で、手配がくるとほめられて、うれしいです。
同業他社さんの中にも、職人さんがかぶっていて、私の手配や段取りをまねようという方もいるときいて、ちょっとうれしくなります。
同業他社さんの、私の評判は芳しくない噂ばかり耳にしてきたので、まねされるって・・・認めてくれるから悪口いうんだって、心のゆとりができました。有名税有名税って勝手に思い込んでいます。
でも、簡単に私のまねはできないっすよ。
だって、個人の実力のみで効率のよい現場が出来ているわけではないので。
業者さんに仲間意識が出来て、横のつながりも出来てきて、そこでできていることなので。
そして、私の我が儘に応えるべく、個々の実力もあがっているから・・・
お施主さまの指定で、別な業者さんがはいってくると、きっとスムーズにはいきません。
でも、それは仕方のないことです。そういうときは、私たちと新しい業者さんとで打ち合わせを密にしていけばいいのですから。
他社さんがこうだった、ああだったでなく、この現場をどうまわすかって打ち合わせしていき、お施主様にどう、素敵な建物として引き渡せるかが大切です。
そこが、接遇につながるのでは???
そう思って仕事をしております。