建築家・稲見公介の誕生

夕方、デスクワークしていたら電話が鳴る・・・
私   「はい、稲見建築設計事務所です。」
電話の主「資格の○○です。稲見公介さんいますか?」
私   「私ですが・・・」
電話の主「姉歯問題などで、建築士の資質を問われています。今、今年から国土交通省認定の新資格○○○ができたのです。今回は、稲見さんのような国家資格取得者に特別にその資格を与えるような講義がありまして、資料の方送らせてもらっていますが届きましたでしょうか?」
私   「届いていませんし、そういう資格必要ありません。」
電話の主「おかしーなー届いていないなんて、まぁ、でも、建築設計の仕事しているんだし、その資格ないとまずいでしょ、講義受けませんか?資料再送しますので」
私   「必要ありませんが・・・」
電話の主「今、建築士のモラルと資質が問われているんですよ!!」
私   「それは、凡人のはなしでしょ?天才には必要ないのだよ。」
電話の主「はぁ?」
私   「私は建築家であって、建築士ではないのだよ。建築家は資格なくても建築家なんだよ。」
電話の主「でも、建築設計の仕事しているんでしょ?資格あるんでしょ?」
私   「職業は建築家、建築家な仕事をしているんだよ、わかる?君?天才には資格はひつようないのだよ。建築士のモラルと資質より建築家としての才能なのだよ!!」
電話の主「はぁ?・・・資格は?」
私   「いらないよ。」
電話の主「・・・」
    「ブチン、ツーツーツー・・・」
私   「・・・(切りやがった・・・)」
資格商法の電話なのでしょうが、面白がってしまった私・・・よくないことですが・・・
ほしい資格はありますが、それは営業にこなくてお私は必要なら、資格学校にいくでしょうし、資格のためのテキスト買うでしょう。
でも、本物の建築家の人なら私みたいなこといわないでしょうね・・・
建築家はまわりが認めてあの人建築家だということで、自分で建築家を名乗ることではないので・・・私は今回だけの偽装建築家・・・
本当の建築家の道はまだまだ厳しい・・・

現場は順調にすすんでいます。但輔屋根に紙しきにきてね。