ついに・・・
マンション耐震偽造事件で死者がでてしまいました・・・
我々の業界の悪しき体制をかえる大きな事件なのではないのでしょうか?
今回の事件は、マンションの購入者が完全に被害者というかんじで報道がされていますが、私は必ずしもそうとも思っていません。
食べ物だって、服だって安いものにはそれなりの理由があって・・・よほどのことがないかぎり安いには安い理由がありますよね???
今までの日本の施主様も、設計料や監理料がもったいないと施工業者まかせに自分たちで安全性のチェックを怠っていた背景もあると思います。
設計事務所が、名義貸ししたり、代願申請したりしないと食べられないそういう社会だったわけですから・・・
ローコストって、それなりのわけがあると思います。
私が見てきた中にも、結構棟数こなしているところが、耐震金物を半分しかつけていなかったなんていうのも過去にはありました。
わからないでやっておるケースもあるし、気づかないときもあるし・・・
今は自分を守るための投資を、どこにするかを考えていく時代だと思います。
やはり、設計者と施工者が利害関係なくチェックできる環境を作って、建築物の安全性を確認できるようにしないといけないのではないでしょうか?
2 thoughts on “ついに・・・”
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住宅性能表示
11/28の東奥日報夕刊1面に小さくですが、「住宅性能表示を建築主活用せず」という記事が載っていましたね。せっかくある制度ですから、うまく利用しないと。。。私は「良い売り手・作り手は、賢い消費者が育てる」と考えています。
たしかに
賃貸物件や建て売り、マンションなどは性能表示を活用して、建物の性能を買い手や貸し手に情報提供するべきだと思います。
金利面での優遇もありますからね。
KIDOさんの意見に同意見。
私がまじめに頑張っても、消費者がついてこないと生活できないから、事務所が倒産してなくなるわけですからね。
設計監理の重要性を理解してほしいです・・・消費者の方々に・・・